インタビュー
西洋古道具ガスリーズ・ハウス オーナー 塩見和彦さんに聞く
“「食」をテーマに、日常の楽しいことや嬉しいことを表現する”という活動を続ける女性3人組、Goma。「食」を「音」に置き換えてみれば、まさにこれは音楽そのもの。その音楽をより良く、より楽しく聴かせるSAS100とGomaの3人が、かわいらしい小物が並ぶキッチンで初顔合わせをした。
音楽を聴きたいという気持ちを掻き立てられる音ですね
料理創作ユニット Gomaさん
料理創作ユニット Gomaさん

【Goma】(ゴマ)
1998年にアラキミカ、遠藤順子、中村亮子の3人で結成した料理創作ユニット。日常の楽しいことや嬉しいことを「食」というテーマで表現し、様々な形にして製造中。現在の活動としては、料理、雑貨デザイン・製作を単行本や雑誌などの媒体で発表する他、近年では美術館などでのものづくりワークショップにも力を入れている。2002年からは、フランスでフードや雑貨の展覧会を開催したりと海外での活動も視野に入れたり、2006年にはNHK教育テレビで食育番組のコーナーを持つなど、活動の幅を広げている。近著に「Gomaのてづくり歳時記」(講談社刊)。
http://www.gommette.com/

料理創作ユニット Gomaさん
 まさに「ご対面」という感じだが、まず見た目の印象は?
アラキ「高級感とか重厚感のあるデザインですね。この大きさだともっと軽い印象を受けることが多いですけれど」
中村「角に曲線を使うなど柔らかさがあって、デザインとしては男子寄りですが、遠すぎない感じですね」
遠藤「インテリな印象もあると思います。知的で、洗練されてて」
アラキ「それって好きな男の人のタイプじゃない?」
遠藤「そうかも(笑)」

 では、自分の部屋に合うと思う?
中村「単体として見ていると主張がありますが、サイズ的には部屋に置きやすい大きさだし、デザインもシンプルだから、家具の中にうまく溶け込みそうですよね」
アラキ「スピーカーは本棚の本の間に入れてしまって、アンプとCD部分は床にころがしておいたりとか、あえて格好をつけずに気軽に使った方が魅力的に映ると思います。それくらいの親近感です」

 さて、ご自身のiPodをドックに挿して何曲か聴いていただいたが、印象はいかがだっただろうか。
中村「普段家ではBGM的にかけていることが多いですが『ちゃんと音楽を聴こう』という感じになってきました」
アラキ「すごく生々しい音で、やっぱりこういう空気感が欲しいですよね」
遠藤「聴きたいと思う音楽まで変わってくる気がします。今までと全然違うジャンルの音楽もいろいろと聴きたくなりました」
中村「音楽を聴きたいという気持ちを掻き立てられる音ですね」

 ところで、あらためてGomaとは?
遠藤「大きく言えば“食”をテーマに活動しているユニットです。料理はもちろんですが、キッチン周りの雑貨を作ったり、最近は子供向けとか物作りのワークショップを開くことも多いです」
アラキ「“食”を通して、人と人とがつながれるようなことをやっていこうということで、その中にデザインが入っていたり、ケータリングをしたりと、 “食”をキーワードとして、生活の楽しさを伝えていくということが目的です」
中村「食べ物ってとても身近なんですが、だからこそ気付かないような部分があると思うんです。でもGomaの作品を見たり食べたりすることで興味を持ってもらうきっかけになれば嬉しいなと思っています」

 話をうかがっていると、“食”に対してのGomaの存在と、“音楽”に対するSAS100の存在は、その関係性が非常に近い気がしてくる。つまり、食べ物は見た目や楽しさにこだわらなくても、日常的な「食べる」という行為は成り立つ。でもGomaはそこに楽しさを見いだそうとしている。音楽も、どんな装置でも聴くことはできる。でもSAS100で聴いた音楽は、その楽しさの質が大きく違う。そういう意味において、似ているのでは。
遠藤「SAS100で音楽を聴くことが、日常の楽しさを広げるきっかけになるという意味で、私たちの活動と共通点があると思いました」
中村「例えば『あのCDはギターが格好よかったな』と思って聴き直してみたりとか、今まで自分の身の回りにあったものを、その世界にさらに深く入り込める入り口になるかもしませんね」
アラキ「Gomaのしていることも、知らなければ知らないで生きて行けるのだけれど、ワークショップで一緒に何かを作ったり、ケータリングで私たちの作ったものを食べてもらうことで、その人の人生に何かを与えていると思うんですよ。SAS100の存在も、それと同じことが言えるような気がします」