1985年から1996年までPSY・S(サイズ)のメンバーとして活躍し、映画音楽なども手がけていたが、プレイステーションのゲーム『パラッパラッパー』を皮切りに、現在では七音社を設立し、音楽ゲームの企画・制作をメインに活動している。最新作としてはドラムメジャーとなってバトン(指揮棒)を振り、仲間をスカウトながら行進するというWii用ゲーム『メジャマジ・マーチ』がリリースされたばかり。自身も認める“オーディオ好き”である松浦さんが自宅に導入したMX100、そのサウンドをどう感じたのだろうか。


「シンセサイザーの登場は僕にとって大きな衝撃であり、音楽のイマジネーションや可能性を大きく広げることになりました」と言う松浦さん、いわゆる“打ち込み系”ミュージックの先駆者であり、現在は「あくまでミュージシャンの立場で」音楽ゲームそのものを作っているのだという。なぜゲーム?
「曲を作っているときに『あっ、面白い』と思う瞬間というのは、実は自分が間違えたときだということにあるとき気づきました。その新鮮な驚きをなんとか形にできないだろうか、と考えたのが最初です。
そして同じ『驚き』を感じてもらうためには、自分でやってもらうしかないということがわかって、そんな面白さを感じる瞬間を体験してもらおうというのが、『パラッパラッパー』というゲームを作ったひとつのきっかけでした」
それまでいわゆる“リズムゲーム”と呼ばれるものはあったかもしれないが、基本的には「正しく」音を入れることが目的だ。それに対して、アドリブによって点数が加算されるなど、松浦さんの作るゲームはまさにプレイヤーが音楽を作ることに参加できるものとなっている。
さて、音と音楽にこだわる松浦さんは中学生の頃からオーディオに興味を持ち、現在も自身のスタジオにJBLのハイエンド・スピーカーProject K2 S9800SEを置き、マークレビンソンの超本格的セパレートアンプ(No.326+No.432L)で鳴らすという凝りようだ。
同じ環境でMX100を鳴らしてみて、どう感じられたのだろうか。
「初めて聴いたときは、『こう来たか!』という驚きがありました。JBLには4311のような昔からのトラディショナルな音があって、それとはまた少し違った新しいK2のサウンドがあると思うのですが、自分の中では、MX100はK2につながる音だと感じました。
特に中域が遅れなくしっかりと出て、音の位置がはっきりとわかるところはK2と共通する特長で、特にボーカルを聴いた時に、ものすごくK2に近く感じました。もちろんサイズも価格も全く違うし、出ている帯域にも差があるはずなのですが、不思議なことに聴いているとその差をあまり感じないんです。これは僕だけかもしれませんが(笑)」
ご自身のスタジオで実際にProject K2 S9800SEをお使いの松浦さんならではの感想だ、と思った。

そんな松浦さんがMX100を聴いて最も驚いたのは、「CDはもちろんですが、特にiPodの音が素晴らしかった」ことだと言う。「iPodやMP3のために、ビットレートを下げていく過程で失われてしまう部分をどう補うかは、こういったオーディオシステムにとって大きな課題だと思います。
今まであった他社のシステムでは、全体に音に距離感を持たせたり、空間情報を強調したりしてリアリティを感じさせるように作っていたものが多かったのですが、どこか『作り物』という印象がつきまとっていました。
でもJBLのアプローチは全く逆でしたね。音のコシをしっかりと作り、音自体にボリューム感を持たせることで、圧縮したソースを物足りなく感じさせないという方向性です。失われてしまいがちなダイナミックレンジも、MX100で鳴らすと復活して聞こえるんですよ。だから音がガツンとこちらに来るんです。
考えてみれば、今は多くの人がiPodやMP3プレーヤーで音楽を楽しんでいるわけですから、これらを接続したときに魅力的な音を出してくれるというのは、とても大切なことだと思います」

iPodに限らず、いろいろな使い方を試してみたということですが?
「MX100にはサブウーファー用の出力が付いているので、サブウーファーをつなげてみたこともありましたが、結論から言えば全く必要ありませんでした。単体でも十分な低音が出ているんです。しかも、低域の音色をとても細かく表現し分けてくれますね。
また、いろいろな位置で聴いてみたのですが、至近距離で聴いたときに特に魅力を感じました。ボリュームを上げなくても音のディテールがよくわかって、音楽をつぶさに聴けるというのがこのマシンの魅力ですから、そういう聴き方にも向くと思います」
とは言え、冷静に音を聴かせるシステムではなく、「聴く人を元気にしてくれるオーディオシステム」というのが一番の印象だったそうだ。
さて、松浦さんはすでに自宅に導入済みのMX100を、今後はどう使っていこうと考えているのだろうか。
「やはり、仕事で使うモニタスピーカーのひとつになるでしょうね。この音を知ってしまったからには、MX100でどう聞こえるかが気になってしまいますから。これからは、こういう音のオーディオがひとつのリファレンスになってくるのではないでしょうか。MX100というマシンは、そういう大きな舵切りをさりげなくやっていることに、大きな驚きを感じますね」
松浦雅也(まつうらまさや)
音楽家/プロデューサー。類稀な音楽的センスで、最新テクノロジーを遊びにしてしまうアーティスト。
1961年生まれ 大阪府出身。
●1983~96年
打ち込みユニットの先駆け、PSY・S(サイズ)で活動。
●1996年
後の音楽ゲームの基礎となったPlay Station 用タイトル「パラッパラッパー」を発表し、ゲーム業界に新風を巻き起こした。世界中で話題になり、様々な賞を受賞。
●1999年
パラッパラッパーの続編とも言えるタイトル、『ウンジャマ・ラミー』を発表し、SCEIゴールドディスク受賞。同年12月、『ビブリボン』を発表。リアルさや豪華さを追い求める昨今のゲームCGの世界に大きな衝撃を与えた。その後も『モジブリボン』『ビブリップル』(PS2用)等、数々のゲームを制作。
●2003年
AIBO ERS-7のサウンドをプロデュース。
●2004年
「Game Developers Choice Awards」にて、ゲーム制作において新境地を開拓した開発者に贈られる、"First Penguin Award"を受賞。
●2005-08年
ニンテンドーDS用タイトル「たまごっちのプチプチおみせっち」を発表し、大ヒット。
北米、ヨーロッパ市場でも話題になる。
続編「たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに」「たまごっちのプチプチおみせっち みなサンきゅー」、さらに2008年11月に最新作「たまごっちのキラキラおみせっち」を続けて発表。
●2009年
七音社初の任天堂Wii用タイトル、「メジャマジ・マーチ(欧米タイトル:Major Minor's Majestic March)」を4月上旬、北米で発表。引き続き、4月23日には日本版、今夏には欧州版を発表予定。Wiiコントローラーの性質を最大限に活かした、新感覚のマーチングアクションゲーム。
(C)2007-2009 NanaOn-Sha co., ltd. All Rights Reserved.
(C)2009 Rodney Alan Greenblat/Interlink. All Rights Reserved.
Meja-Maji March is a trademark of Majesco Entertainment Company.
音楽家/プロデューサー。類稀な音楽的センスで、最新テクノロジーを遊びにしてしまうアーティスト。
1961年生まれ 大阪府出身。
●1983~96年
打ち込みユニットの先駆け、PSY・S(サイズ)で活動。
●1996年
後の音楽ゲームの基礎となったPlay Station 用タイトル「パラッパラッパー」を発表し、ゲーム業界に新風を巻き起こした。世界中で話題になり、様々な賞を受賞。
●1999年
パラッパラッパーの続編とも言えるタイトル、『ウンジャマ・ラミー』を発表し、SCEIゴールドディスク受賞。同年12月、『ビブリボン』を発表。リアルさや豪華さを追い求める昨今のゲームCGの世界に大きな衝撃を与えた。その後も『モジブリボン』『ビブリップル』(PS2用)等、数々のゲームを制作。
●2003年
AIBO ERS-7のサウンドをプロデュース。
●2004年
「Game Developers Choice Awards」にて、ゲーム制作において新境地を開拓した開発者に贈られる、"First Penguin Award"を受賞。
●2005-08年
ニンテンドーDS用タイトル「たまごっちのプチプチおみせっち」を発表し、大ヒット。
北米、ヨーロッパ市場でも話題になる。
続編「たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに」「たまごっちのプチプチおみせっち みなサンきゅー」、さらに2008年11月に最新作「たまごっちのキラキラおみせっち」を続けて発表。
●2009年
七音社初の任天堂Wii用タイトル、「メジャマジ・マーチ(欧米タイトル:Major Minor's Majestic March)」を4月上旬、北米で発表。引き続き、4月23日には日本版、今夏には欧州版を発表予定。Wiiコントローラーの性質を最大限に活かした、新感覚のマーチングアクションゲーム。(C)2007-2009 NanaOn-Sha co., ltd. All Rights Reserved.
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<関連リンク>
七音社:http://nanaon-sha.co.jp/
メジャマジ・マーチ(日本語版サイト)
http://www.square-enix.co.jp/meja-maji/
Major Minor's Majestic March(インターナショナルサイト)
http://www.majescoentertainment.com/games/nintendo-wii/major-minors-majestic-march/
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メジャマジ・マーチ(日本語版サイト)http://www.square-enix.co.jp/meja-maji/
Major Minor's Majestic March(インターナショナルサイト)
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