学生時代から一緒に音楽活動をしていた中西圭三との共作を通じて、作・編曲家として様々なアーチストの楽曲を手がけてきた小西貴雄さん。ゴスペラーズからモーニング娘。など活動の幅は極めて広い。そんな小西さんの仕事部屋にMX100が導入された結果、仕事から趣味まで全ての音楽生活の中心になっているとか。MX100のどこにそれほどの魅力を感じたのだろうか。

小西貴雄さんはアレンジャーとしての仕事を中心に、作曲、プロデュース活動も行なっている。小西さんが曲のアレンジを行う際、弦楽器など生楽器が必要な部分以外は、パソコン上で制作したデジタルデータが楽曲に使われるため、基本的には自宅かスタジオで仕事をしているのだそうだ。
MX100はそんな小西さんの自宅の仕事部屋に置かれている。リビングには本格的なオーディオコンポーネントもそろえてあるが、実際は仕事部屋にいることが多く、普段からCDを聴いたり、パソコンでダウンロードした音楽を鳴らすのにも、そしてもちろんアレンジのモニターとしてもMX100を使用している。
「リビングのシステムではオーディオマニア的な耳で聞いてしまうので、一度に2、3曲かける程度です。気分を高めたいときには車の中で聴いたりもします」という小西さんがMX100で聴くときの気分は、「仕事モードに近いけれど、音楽を“感じたい”とき」なのだそうだ。
では、音楽を鳴らしたときの印象は?
「第一印象は、サイズを超えて音が出てくる、ということでした。低音もよく出ていますし、高い音もよく伸びていてクリアです。何よりも、音の分離が良くて粒立ちの良さが魅力ですね。小さな音でもバランスが崩れないので、聴いていてわくわくできるんですよ。
これは、音を変にいじっていないからそう感じられるのだと思います。それまで僕が使っていた小型スピーカーは、不自然にスピーカーの外側に音が定位してしまい、時に違和感がありました。もちろんMX100はそういうストレスがなく、自然に音楽を再生してくれます」と小西さん。
そして、「とにかく音の分離の良さには驚きました」と繰り返す。「アレンジャーという仕事柄か、CDを聴いていても、楽器が重なって定位している奥行き感とか、どこでどの楽器が鳴っているか、さらに例えばシェーカーを振っていたら、縦に振っているのか横に振っているか、その距離感まで感じたいんですよ。こういうふうに分離が良いと、それがよく見えてきます。
僕はオーディオと言えばJBLで育ってきてるので、まさかこういうコンパクトな一体型システムでここまで聴かせてくれるとは思いませんでした。さすがJBLですよね。昔僕が所属していたスタジオでもJBLの4312をモニターとして使っていたのですが、それと共通する味わいを感じます。音楽の躍動感というものが、伝統として生きているんだなあと思いました」

一方で、アレンジや作曲のためのモニタースピーカーとしても、MX100は大活躍していた。「モニターとしては、嘘をついているスピーカーは困ります。例えばパーッと広がるような音色を入れるときに、シンセサイザー側で逆相のディレイをかけて定位を外すことがあるんですが、スピーカー側で不自然に広げた音場を作ってしまっている場合、それを信じて音作りをするとスタジオに持って行ったときにおかしなことになってしまいます。MX100の場合は素直に音を出してくれますので、作った音が自分のイメージ通りになるのが良いところですね。
実は、MX100を導入するきっかけになったのも、以前使っていた小型スピーカーが、どうしても音をいじって出してくるようなストレスがあったからなのです。それから、ソフトシンセサイザーのEQで100Hzあたりを持ち上げてみても、再生音がほとんど変化しなかった(笑)。それで小さくて良いシステムがないかなと探していたところにMX100を見付けたというわけです。
シンセサイザーの音色を変化させたときに、繊細に反応してくれるのも嬉しいポイントでした。僕の場合アレンジの仕事は、曲を聴き込むことはもちろんですが、まず様々な種類のシンセサイザーのプリセット音などを聴くことで、その曲をどんな風にするかインスピレーションが湧くことも多いんです。音を鳴らしたときに“わくわくしてその気にさせてくれる”というのがとっても大事なことなんです。
もちろん、ここにある程度本格的なモニターを置けば問題ないのでしょうが、やはりスペースは限られていますから、それを考えるとMX100の使い勝手の良さはほんと助かりますよね」
だいぶお気に入りのようだが、最後に作り手側の人間として、MX100のユーザーに対してのメッセージを小西さんにいただいた。
「制作者はいろいろな思いを込めて作品を作っています。その思いこそが良質な音楽を作り出しているのですが、良質なものをきちんと良質だと感じさせてくれるオーディオを使っている人は幸せですよね。でも、それはもしかすると、今まではもっと高いお金を出さなければ買えなかったかもしれません。それを考えると、MX100は作り手側にとっても、とてもありがたい存在なのだと思います」
小西貴雄(こにし・たかお)
1989年級友である中西圭三と共に作曲活動を開始。その後、2年間にわたり中西圭三との共作による作曲活動を通じて数々の楽曲をアーティストに提供。その傍らで、CM音楽やデモ・アレンジ(堺 正章=渡辺貞夫作品、松本小雪=吉田美奈子作品)等でアレンジャーとして才能を認められて以降、作・編曲家として活動し新進作家として注目される。
1989年級友である中西圭三と共に作曲活動を開始。その後、2年間にわたり中西圭三との共作による作曲活動を通じて数々の楽曲をアーティストに提供。その傍らで、CM音楽やデモ・アレンジ(堺 正章=渡辺貞夫作品、松本小雪=吉田美奈子作品)等でアレンジャーとして才能を認められて以降、作・編曲家として活動し新進作家として注目される。
■主な作品
[共作作品]
・中西圭三「YOU AND I」をはじめアルバム『KEIZO』全曲
・ZOO「Careless Dance」「Native」他
・ブラックビスケッツ「タイミング~Timing~」
・少年隊「愛と沈黙」
[編曲作品]
・中西圭三「you ando i」「タンジェリン・アイズ」「WOMAN」「風邪の扉」「十六夜の月」「ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO 主題歌 『誓い』」他
・ZOO「DADA’S Theme」
・広瀬香美「ロマンスの神様」
・カミングセンチュリー「夏のかけら」
・ゴスペラーズ「裸身」「I Love You Baby」「飛躍」
・L’Arc~en~Ciel「Flower」
・モーニング娘。「ふるさと」「モーニング娘。のひょっこりひょうたん島」「愛あらばIT’S ALL RIGHT」「いきまっしょい!」他
・ミニモニ。「ミニモニ。じゃんけんぴょん」「ミニモニ。テレフォンリンリンリン」「ミニモニ。ひなまつり」他
・プッチモニ「Baby! 恋にKNOCK OUT」他
・安倍なつみ「22歳の私」「一人ぼっち(アルバム)」
・松浦亜弥「100回のKiss」
・及川光博「パズルの欠片」「Crazy A Go Go!」
・大黒摩季「アイデンティティ」
[サウンド・プロデュース]
・六九家裕光『六九三味線』~Rock Shamisen~(コロムビア ミュージック エンタテインメント/COCJ-31369/¥2100(税込)/発売中)
[共作作品]
・中西圭三「YOU AND I」をはじめアルバム『KEIZO』全曲
・ZOO「Careless Dance」「Native」他
・ブラックビスケッツ「タイミング~Timing~」
・少年隊「愛と沈黙」
[編曲作品]
・中西圭三「you ando i」「タンジェリン・アイズ」「WOMAN」「風邪の扉」「十六夜の月」「ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO 主題歌 『誓い』」他
・ZOO「DADA’S Theme」
・広瀬香美「ロマンスの神様」
・カミングセンチュリー「夏のかけら」
・ゴスペラーズ「裸身」「I Love You Baby」「飛躍」
・L’Arc~en~Ciel「Flower」
・モーニング娘。「ふるさと」「モーニング娘。のひょっこりひょうたん島」「愛あらばIT’S ALL RIGHT」「いきまっしょい!」他
・ミニモニ。「ミニモニ。じゃんけんぴょん」「ミニモニ。テレフォンリンリンリン」「ミニモニ。ひなまつり」他
・プッチモニ「Baby! 恋にKNOCK OUT」他
・安倍なつみ「22歳の私」「一人ぼっち(アルバム)」
・松浦亜弥「100回のKiss」
・及川光博「パズルの欠片」「Crazy A Go Go!」
・大黒摩季「アイデンティティ」
[サウンド・プロデュース]
・六九家裕光『六九三味線』~Rock Shamisen~(コロムビア ミュージック エンタテインメント/COCJ-31369/¥2100(税込)/発売中)
